◆平成26年度 三稜会入会式 会長挨拶


皆さんご卒業おめでとうございます。皆さんはこれから「津島高等学校卒業」と履歴書に書くことが出来ます。西暦1900年(明治33年)4月、愛知県第三中学校として設立され、卒業生39000名に及ぶ伝統ある同窓会への仲間入りは皆さんの誇りです。
「智・仁・勇」の三稜の精神に敬意を表し、創立110周年を記念して名称を同窓会から三稜会に改名しました。私は同窓生を代表して、皆さんの入会を心から歓迎いたします。
新入会員数は全日制・第67回生351名、定時制・第64回生22名です。

3年間の高校生活はいかがでしたか。中学2年の末に東日本大震災が起こりました。その1年後とはいえ、不安を抱えた中での入学式でした。被災地では、同じ年代の多くの人たちが今日の喜びを迎えることができませんでした。皆さんは幸せ者です。 皆さんは1年生の秋に懸賞論文に挑戦しましたね。テーマは「家族」でした。入賞者15名の内8名が皆さんの中におられます。とりわけ最優秀賞に輝いた清林館高校の布田さんの作品は、世間から注目を浴びました。優秀賞に輝いた後藤由樹さんが問いかけています。「あなたにとって、家族とはなんですか。」 彼女は何と答えていますか?
「家族はかけがえのないもの。いままでは家族に頼って生きてきた。家族のおかげでたくさんのことを学ぶことが出来た。これからは家族に頼らず生きていかねばならない」と。家族の愛に包まれて卒業を迎えることが出来ました。今日帰ったら、家族の皆さんに、ありがとうございましたとお礼を言わせていただきましょう。
 昨年、17歳の少女がノーベル平和賞を受賞しました。パキスタンのマララさん、皆さんと同じ年齢ですね。私は彼女の受賞記念演説の結びの言葉が印象深く残っています。それは、「Let`s begin this ending now」です。
彼女は訴えました。「世界中の子供たちが質の高い教育を平等に受けられるように」と。そして、「今回の賞は私だけのものではありません。教育を望みながら忘れ去られたままの子どもたち、平和を望みながら脅かされている子どもたち、変化を求めながら声を上げられない子どもたちへの賞なのです。」と述べた後、次のように結んでいます。

「そういう時代を、私たちで終わりにしましょう。Let`s begin this ending now。

この『終わりを』、今から一緒に『始め』ましょう。」です。
私たちは恵まれています。幸せにも日本は平和で豊かな国です。その感謝を、これからの人生に表していきましょう。身体は家庭や職場にあっても、心は回りのことを思い、眼を世界に放ってまいりましょう。そして、私たちの使命、高等教育を受けることが出来た私たちに与えられた使命を果してまいりましょう。Let's begin・・・now。 

母校への感謝の一つとして、三稜会の活動に参加して下さい。総会は、毎年9月の最終日曜日に津島市民会館で開く予定です。先輩や後輩と交わり、母校への熱い思いに浸ることができます。30年後には総会を取りまとめる幹事学年の大役をお願いします。50年後、皆さんの輝く人生に敬意を表し、総会の席で表彰が行われます。
創立110周年を記念して設立された懸賞論文制度は、皆さんの素晴らしい作品が大先輩・稲葉真弓さんにつながり、母校の栄誉をより輝かせる新しい伝統として育ちつつあります。稲葉真弓賞は、卒業生と在校生が共同して生み出した宝物です。またその時素晴らしい標語が出来ました。「三稜の誇りを胸に、110年のその先へ」です。
その先を築くのは皆さんです。144周年,164周年記念行事の主役は皆さんです。
同窓会の活動の様子は、ホームページに掲載します。「津島高校三稜会」で閲覧できます。同窓生に知らせたい内容がありましたら、どしどし投稿してください。
皆さんの学年独自のページも作って、互いの交流の場とするのもよいでしょう。幹事さん、よろしくお願いします。皆さんの今後のご活躍を期待し、歓迎の挨拶と致します。


平成27年2月27日 三稜会会長 横井 義一


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